電流は、その進む方向の周囲に右ねじの法則の向きに磁界を作ります。これを円に沿って一周すると、円の中心軸上にはx軸の+の向きに磁界が発生します。また、電流Iが距離rのところに作る磁界はI/2πrで与えられ、離れれば離れるほど距離に反比例して弱くなるほか、電流とx軸との角度によっても小さくなります(O点が最大)。
したがって、答えは(4)です。数学的にこのグラフを求めることは勿論できますが、それ以前に常識として見たらすぐに答えが分からないといけない問題です。
電流は、その進む方向の周囲に右ねじの法則の向きに磁界を作ります。これを円に沿って一周すると、円の中心軸上にはx軸の+の向きに磁界が発生します。また、電流Iが距離rのところに作る磁界はI/2πrで与えられ、離れれば離れるほど距離に反比例して弱くなるほか、電流とx軸との角度によっても小さくなります(O点が最大)。
したがって、答えは(4)です。数学的にこのグラフを求めることは勿論できますが、それ以前に常識として見たらすぐに答えが分からないといけない問題です。
題意より、コンデンサには電源が接続されていて、誘電体などを挿入しても極板間電圧が変わりません。
極板間距離をd、誘電体の比誘電率をεrなどとして数式を立てれば求まりますが、もっと直接的に、題意に沿う数字を勝手に入れて求めてみます。
極板間距離を1[m]、電源電圧を1[V]とすると、極板間の電界は1[V/m]です。また、極板の面積Sがうまく調整してあって、コンデンサの静電容量が1[F]であるとしてしまいます。ここで、極板の半分の厚さで、比誘電率が9の誘電体を入れたとします。
すると、このコンデンサは、静電容量が2[F]の空気コンデンサと、2×9=18[F]の誘電体コンデンサの直列と同じ状態になります。コンデンサに与えられる電圧は1[V]のままで変わりませんから、各々のコンデンサの電圧は静電容量の逆数を取って0.9[V]:0.1[V]です。
空気コンデンサの極板間電界は、極板間距離0.5[m]、極板間電圧が0.9[V]より、1.8[V/m]となって元より上昇することが分かります。
導体は電線と同じなので、もし極板間距離の半分の導体を入れた場合、実質的に空気コンデンサの極板間距離が短くなったと等価ですから、極板の間の電界は2倍になります。
以上より、答えは(1)です。
(ア)…反発力
クーロン力は同種電荷間では反発力です。そもそも、吸引力だったら導体球どうしがくっついてしまうのでこの図のようになり得ません。
(イ)…3Q^2/4πε0d^2
クーロン力の式に代入するとこの値になります。
(ウ)…16πε0l^2mg/3Q^2
ちょっと計算がややこしいですが、F^2+(mg)^2=T^2の両辺の√を取るとT=の式になるので、この式をF/T=d/2lに代入します。すると{1-(d/2l)^2}=(mg)^2(d/2l)^2となり、
両辺の√を取って出題文のような形に式を変換するとこの式が求まります。
(エ)…増加
クーロン力の式より、3QとQの積よりも2Qと2Qの積の方が大きくなるため、一旦接触させた後の方がクーロン力は強くなります。
答えは(1)です。
明日日曜日は年に一度のイベント、電験3種の試験日です。「試験の出題予想は?」なんて聞かれることもありますが、適当な事を言うわけにもいかないし、いつも通り電気物理の基本からちゃんと理解していれば大丈夫、としか言いようがないです。
とはいえそれも何なので、何か書いておきます。
例年、最初の方の抵抗組み合わせ問題は、「何か」に気付かないと無駄に計算時間を浪費するように仕組まれた問題が良く出ています。例えば、多数の抵抗を組み合わせた回路で、良く回路を見ると電流が全く流れない抵抗が何個もあり、それを取り去ってしまえば超簡単な回路になる、それに気付けば即座に答えが求まるけれど、それに気付かない人は複雑なキルヒホッフの連立方程式の計算に時間を浪費してしまうようなもの。したがって、どうも複雑だな?と思った場合、ちょっと立ち止まって別の角度から見てみると良いかもしれません。
後は、どの科目もそうですが、残り1日で出来る直前対策として、過去数年の過去問の中から知識問題(知ってれば解けるし知らなきゃ出来ない問題)のみをピックアップし、それを集中的に覚えておきましょう。「次のうち誤った記述はどれか」式の問題は、正解となる誤った記述以外の正しい記述を覚える感じで。
電力は知識問題の比率が高いので、上に書いた直前対策みたいな感じで宜しいかと思います。敢えて言えば何だろう?太陽光とか風力とか、自然エネルギー関連がここ最近のトレンドかな?(外したらごめん)
ここ最近、直流機についての掘り下げた問題は出てない気がします。基本的に、界磁磁束×コイルの断面積×巻数×回転速度が逆起電圧(発電機の場合は発電電圧)で、そこから巻線の抵抗の影響を考えたものが端子電圧…ってことが分かってれば何とかなるのが直流機。なので界磁巻線と電機子巻線が直列の直巻は特徴的な性質を示す、と。
同期機・誘導機については必ず出題されるだろうけど、基本的な性質を抑えてあれば大丈夫な気がする。そういえばインバーター制御の問題なんか出ても良いんじゃないかと思うけど(こういうことを言って外すのもアレではある)。
自然エネルギー関係も近年良く出てるから、太陽電池とか風車、小水力発電あたりも。
例えば3.11の後は計画停電の問題が出たりと、割と最近起こったニュースに関するトレンドが出題される傾向がある。じゃあ最近は何があったかというと、…
ん~…
何かあったかな?
まぁ、近年太陽光発電がトレンドではあるかな?
試験直前の1日で出来る対策と言えば、ここ数年の過去問の出題文のカッコの中に正解を入れて黙読(音読でも良いけど)する、位かな?
もちろん全く同じ問題が出題はされないけど、同じあるいは近接した法律について出題される事はあるからね、と。
まぁ、残り1日の直前対策は、どの科目についても過去数年の知識問題をピックアップして黙読あるいは音読、これでしょう。
皆様の試験合格をお祈り申し上げております。
「図は、遅延検波による」→「図は、同期検波による」
どうやら多摩職業能力開発センター府中校にて、来年の2月2・3日の二日間で一陸特の試験直前対策講座を開講することになりそうです。
まだ本決まりではありませんが、決定されれば
https://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/fuchu/worker.html
このページ辺りに載るかと思われます。
もし、よろしければ。
毎年夏休みにはSAT社の講座収録の仕事を入れてますが、今年は消防設備士4類の講座の全面再集録と、電験3種の誤り箇所の再集録に行ってきます。
電験3種の誤り箇所ですが、挙げてみると結構ありまして。
こんな感じでリストアップされとります。
過去問解説は、実働2~3日で解答を作って収録に行ってたので、特に計算式を数式エディタに突っ込んでいるところで抜けがあったりしましたねえ…。
講座では、本は正しいのに口で別の事を喋ったりとか、テキストの誤植があったりとか。何かゴメンナサイ感一杯でございます。
気が付いたらもう8月も下旬。夏休みも残り少なくなってまいりました。
某高校で生徒に出している夏休みの宿題もボチボチ送られてきています。著書の原稿執筆は4冊抱えています。明日は午前中面接官の仕事、午後から大阪に移動して大阪泊。ゴタゴタしている内にあっという間に9月に入りそうです。
そんな感じです。
(a)
平滑リアクトル(コイル)が挿入されている点がポイントです。
コイルに電流を流した状態にしておき、その電流を減少させようとすると、コイルは電流の変化を嫌い、その内部に蓄えられたエネルギ(=電流によって作られた磁気エネルギ)を使って、それまで流れていた電流を維持する方向に電圧を作り出すという性質を持っています。この性質により、サイリスタブリッジ回路において電源電圧がゼロから負方向に向かうときも(選択肢のグラフでいえば、角度がπを過ぎて電源電圧が負方向に向かい出した部分)、コイルが作り出した逆電圧と交流電源の電圧の合計がゼロになるまではサイリスタは電流を流し続けます。
この性質を念頭に置いて考えると、選択肢(1)(3)(4)のedの波形は、平滑リアクトルが挿入されていない場合の電流波形なので誤りということになります。
選択肢(2)と(5)は、直流電流が流れるタイミングが異なります。この見分け方ですが、まずこのグラフは負荷電流のグラフではなく、回路図左上のサイリスタに流れる電流iTを表したグラフであることに注意なければなりません。制御遅れ角π/3で左上のサイリスタがONとなり、4π/3でOFFになる間に負荷電流が流れるわけですから、当然グラフは(2)のようになります。答えは(2)です。
(b)
制御遅れ角がπ/2の時のedの波形を手書きしました。
ここでπ/2~3π/2の電圧波形を平均すると、このグラフはπを中心とした点対称の波形で、π/2~πとπ~3π/2を足すとゼロになることが分かります。したがって答えは(1)です。
(a)
この回路は、負荷が抵抗しかない(コイルやコンデンサのような、電力を一旦蓄えてから負荷に流すような素子が無い)ので、サイリスタでスイッチングされた波形がそのまま負荷に掛かります。
サイリスタは、ゲート信号が与えられる前は電流が流れず、ゲート信号が与えられた後はダイオードと同じ挙動を示します。したがって、T1・T4のゲート信号が与えられないのであれば、回路からT1とT4を取り去ってしまって構わないことになります。
T1・T4を取り去った回路は、電源から負荷に対してサイリスタが2個入っただけの回路です。このとき、サイリスタの向きを考えると、電源電圧vsが+の時はサイリスタが逆方向になるので電流は流れません。vsがマイナスの時はサイリスタに電流が流れます。サイリスタにゲート信号が与えられるのはπ/2・3π/2・5π/2…ですから、波形3が正解となります。
この場合は全てのサイリスタが動作するため、回路全体としては「ゲート電流が与えられた点から電流が流れだすダイオードブリッジ回路」とみなせます。したがって波形2が正解です。以上より、答えは(5)です。
(b)
制御遅れ角α=0、つまりサイリスタが完全にダイオードと同じ状態を考えると、cosα=1ですから、
(1)Ed=0.45V
(2)Ed=0.9V
(3)Ed=V
(4)Ed=0.45V
(5)Ed=0.9V
となり、(1)(3)(4)は明らかにおかしいことが分かります。
次に、制御遅れ角α=π、つまりサイリスタが全周期にわたって完全に非導通の場合を考えます。すると、cosα=-1ですから、これを式に代入すると、
(2)Ed=0V
(5)Ed=-0.9V
となり、全波整流なのに出力がマイナスになる(5)は明らかにおかしいことが分かります。以上より、答えは(2)です。