SAT電験3種講座 理論 質問回答(コイルに発生する電圧と流れる電流のグラフ)

御質問頂いた点につきまして、改めて整理し直すと、次のようになります。

  • 電池…+の電圧が掛かる端子から電流が外部に流れ出し、他方の端子から戻ってくる。
  • 抵抗…+の電圧が掛かる端子から電流が素子内に流入し、他方の端子から流れ出す。

というように、エネルギーを生み出す電池と、エネルギーを消費する抵抗では、電圧のプラス・マイナスに対して電流の流れが逆になっていることが分かります。これはすなわち、その素子から見て、+端子から電流が流出すれば、その素子は電力が流出、+端子から電流が流入すれば、その素子は電力が流入していることになります。

ここでコイルの電圧と電流のグラフを見てみます。①と③では、電圧と電流が逆方向、②と④では電圧と電流が同方向ですから、①②③④の順に、電圧・電流が抵抗と同じ向き・電池と同じ向き・抵抗と同じ向き・電池と同じ向き・・・・と繰り返していることになります。これはどういうことかというと、コイルは1/4周期ごとに、電池と同じように発電する向きに電圧・電流が発生する状態と、抵抗と同じように電力を消費する向きに電圧・電流が発生する状態を繰り返している訳です。要するに、コイルは1/4周期のうちに流れ込んだ電力を、次の1/4周期で吐き出し、そして次の1/4周期でまた電力が流れ込み、1/4周期で吐き出す…という働きを繰り返している訳です。

なので、疑問で頂いたように、何も実際の電池や抵抗の接続が逆になるわけではありません。コイルを「ある一個の回路素子」と見立てて、そこに発生する電圧や電流に注目すると、このように考えられる、ということです。

【BCL】金日成死去時と金正日死去時の平壌放送

1994年7月9日、北朝鮮の金日成が死去した時の平壌放送の録音です。

続いて、2011年12月19日、金正日死去時の平壌放送。

短波放送も、インターネットの普及で年々寂しくなってきました。以前はあれほどひしめき合っていた周波数帯も、今は静かなものです。最近久しぶりにワッチしたところ、短波帯のどこでも聞こえていたVOAやBBCが全く聞こえない事に衝撃を受けました。

2001年8月9日~10日 寝台特急はくつる81号

583系寝台特急はくつる81号の録音です。モハネ582-100の1番中段で録音しました。

今となっては雑音が多くて聴くに堪えない部分も多いものです。しかし、当時はこれでも精一杯でした。もう15年以上も前になるんですね。

  • 上野駅発車前の放送
  • 上野駅発車後の放送
  • 八戸到着前~八戸駅到着まで
  • 八戸駅~三沢駅
  • 三沢駅~野辺地駅
  • 野辺地駅~青森駅

1999年11月20日~21日 寝台特急北陸号

1999年11月20日上野発の寝台特急北陸号の録音です。

この頃は、安物のカセットテープレコーダーしか持っていなかったため、短いアナウンスのみの録音です。

  • 上野駅発車時の車内放送
  • 大宮駅発車時の車内放送(テープ不良により音飛びあり)
  • 富山駅到着前の車内放送
  • 高岡駅到着前の車内放送
  • 金沢駅到着時の車内放送

~以下はおまけ~

  • しらさぎ13号の到着~発車のホームアナウンス
  • 増結により乗車位置が変更となる寝台特急日本海1号の乗車アナウンス

サーバ更新準備

最近このブログ(WordPress)なども稼働させているため過負荷気味のサーバですが、OSもいつの間にかObsoleteになって久しいし、ここいらでOSも含めて更新しようと思い立ったのでその記録。

まず、FreeBSD11.0Rをインストール。

1TBのSSDを持ってきてzfsにしてみた。zfsは扱ったことが無いので、これから慣れていかんとなぁ。

freebsd-update fetch

freebsd-update install

でパッチ当て。

/usr/src/以下でmake worldをかまし、make install INSTALLDIR=ごにょごにょとやってjailを構築。

その辺までは良いとして、いよいよjail環境の構築。

従来のように、/etc/rc.confにjailなんちゃらを書き込むのはもうobsoleteだよ!と怒られる。じゃあどうすれば良いかというと、/etc/jail.confに書く。

/etc/jail.confの書式は以前とは違うので注意。man jail.conf する。こんな感じ。

# cat /etc/jail.conf
exec.start = “/bin/sh /etc/rc”;
exec.stop = “/bin/sh /etc/rc.shutdown”;
exec.clean;
mount.devfs;
path = “/home/jail/$name”;
host.hostname = $name;

# each jail
khz {
ip4.addr = 10.100.100.71,192.168.0.71,10.100.100.72,192.168.0.72,10.100.100.73,192.168.0.73,10.100.100.75,192.168.0.75 ;
allow.chflags;
allow.raw_sockets;
}
kemasv {
ip4.addr =10.100.100.10,192.168.0.10 ;
allow.chflags;
allow.raw_sockets;
}

 

今までは、apacheにしろsambaにしろ、基本的には全てソースからコンパイルしていたけれども、依存関係だの何だのでなかなか入らない。

portsを使ってみたところ、まあまあ動くんだけど、やっぱり動かないものもある。

って訳でpkgに戻ってきましたよ、っと

pkg update

pkg install samba44

おおお、ちゃんとsambaが入る(笑)。

起動スクリプトとか設定ファイルの在処がアレだったりするけど、まあ長い旅をしてここに戻ってきたということで良いんじゃないでしょーか。

パッケージを探すときは

pkg search apache

みたいにやればいい。

続く。かも。

SAT電験3種講座 質問対応改善

SATさんの方で、質問対応の専門人員を確保してくださることになりました。

これまで、長いと一週間ほど質問を貯めてしまっていたので、だいぶ状況は改善されるかと思います。もちろん、そちらで回答できない質問については私に回ってくると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます…。

SAT消防設備士講座 質問回答(製図問題、終端抵抗の位置)

平面図の自動火災報知器の設計で終端抵抗の設置場所についてなんですが、問題文に特に指定がなければ、どこの場所に配置してもいいのでしょうか?講義にて説明されていたと思うのですが!
回答よろしくお願いいたします。

おっしゃる通り、特に指定が無ければ、配線がおかしくない限りどのように配置しても問題はありません。したがって、同じ製図問題に対して、正解が複数ある場合もあります。

また、製図試験のワンポイントアドバイスとして、これは採点者が回答を読んで判断していますから、ズバリの正解が分からなくても、出来る限りの説明など記述を書いておくことで、部分点?を付けてもらえる可能性もありますから、諦めることなく臨んでいただければと思います。

SAT電験3種講座 機械 質問回答(電験3種 平成25年 機械 問13 過去問解説 自動制御のブロック線図)

機械H25、問13
フィードバッグ制御についての問題です。
入力と出力の関係がわかりません。

この手の問題は、2入力(V1とD)に対して1出力であり、線形のシステムですから、重ね合わせの原理を用いて計算すると答えを求めることができます。

まず、D=0としてV1とV2の関係を求めます。

どこを1と置いても良いのですが、G1の入力を1とすると、G1の出力はG1、G2の出力はG1G2、したがってV1=1+G1G2です。

つまり、

  • V1=1+G1G2のときV2=G1

になるので、V2/V1=G1/(1+G1G2)からV2={G1(1+G1G2)}V1です。

次に、V1=0としてDとV2の関係を求めます。

V2=1のとき、G2の出力はG2、G1の出力は-G1G2ですから、このときのDは1+G1G2です。つまり、

  • D=1+G1G2のときV2=1

になるので、V2/D=1/(1+G1G2)からV2={1/(1+G1G2)}Dです。

以上2つを足し合わせることで、答えが求まります。

一見、この方法でもV1とDを共に考えて1つの式で答えが求まる気がしてしまいますが、V1とDは完全に独立した入力なので相互作用は発生しません。したがって、入力対出力ごとに式を立てて、それを重ね合わせる(足し合わせる)ことで答えを求めます。

SAT電験3種講座 猫電 質問回答(直流回路の電位差)

誰でも分かる電気基礎講座テキストp44のQ3でa-b間の電圧というのはどこの部分ですか?
どの部分か分かるようにマーキングお願いします。
あと、解答でなぜ最も低い部分を0Vと置くのか、a-b間の電圧で120-100になるのか 全体的に分かりやすい解答をお願いします!

まず、a-b間の電圧については画像を添付しますのでご覧いただければと思います。

もっとも低い部分を0Vとする理由ですが、これは勿論どこを基準電圧と置いても構いません。電圧というのは相対的なもので、物理学的に言って究極的には宇宙の果ての無限遠点をゼロとします。

とはいえ、この回路ではそんな難しいことを考える必要は無く、100Vの電池が2個直列、それに対して20Ωと30Ωの2本の抵抗が直列になっている、というだけの回路と考えれば良いですから、一番下の線を0Vと置くことで、a点は+100V、20Ωの上の点は+200V、そしてオームの法則より20Ωの両端の電圧は80V、30Ωの両端の電圧が120Vということで、b点の電圧は、一番下の線を0Vとした場合に相対的に+120Vである、と考えたわけです。

もちろん、a点が0V、20Ωの上の線が+100V、30Ωの下の線が-100V…というようにa点を基準電位の0Vと考えても、a-b間の電圧差が20Vとなることに変わりはありません。

SAT電験3種講座 理論 質問回答(デジタル測定器の性能)

理論のテキスト(直流電力の測定と誤差)のP88の三行目、「近年は、内部抵抗が非常に大きくて事実上無視できるほどの値を持ったデジタル測定器が主流になっている」とありますが、確かに電圧計は内部インピーダンスが高いほど正確だとわかります。
しかし電流を測定する場合、内部インピーダンスが高いと測定器による電圧降下が大きくなるので、正確な測定ができないのでは?と思いました。講義内容から少し離れた質問ですが、疑問に感じたので質問させていただきます。

御指摘の通り、内部抵抗が非常に高いのが有利なのは電圧計の場合です。もちろん電流計の場合は逆で、内部抵抗が非常に小さい方が有利です。これは説明しなくとも分かっているだろうという前提で、

「内部抵抗が非常に高い測定器が主流なので、性能の良い電圧計が容易に手に入ります(そして電流計の場合も同様に、内部抵抗が低い測定器が手に入るようになりました)」

のカッコ内の部分を省略しておりました。

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