Cisco AIR-CAP2602Eを自律型APにする件

前提

Ciscoの集中管理型アクセスポイントを二束三文で入手してきた。これを自律型に変更したい。

実機の状況

初期化などはせず、本当に外してきたままだった。

やりたいこと

集中管理型ファームウェアのap3g2-k9w8-*を、自律型のap3g-k9w7-*に入れ替える。

作業

  • ap3g2-k9w7-tar.153-3.JF12.tarとかを入手してくる。
  • TFTPサーバーを作り、上記ファイルにアクセスできるようにする。
  • MODEボタンを押しっぱなしにして電源ON。
  • ap: というカーソルで立ち上がるので、一旦電源を切って再起動
  • Ciscoでログイン。デバッグモードにするため次のコマンドを入力
  • #debug capwap console cli
  • enableする。パスワードはCisco。そしてcapwapの設定を一旦リセットするために下記のコマンドを入力。
  • (config)#capwap ap ip address 192.168.aaa.bbb 255.255.255.0
  • (config)AP#capwap ap ip default-gateway 192.168.aaa.254

(最初ココで嵌った。設定が入ったままでインターフェースのIPアドレスだけ設定し直せば良いかと思ったけど、DHCPクライアントが停止しないため、DHCPがタイムアウトしたタイミングでBVI1のIPアドレスがリセットされてしまい、ファイル転送中に強制タイムアウトになってしまう。capwapの設定から一旦リセットし、手動でIPアドレス周りを再設定することで行けた感じ。)

  • exitする。
  • 念のため、tftpサーバーにPINGが通ることを確認する
  • TFTPでファームウェアを転送。
  • archive download-sw /force-reload /overwrite tftp://192.168.aaa.bbb/ap3g2-k9w7-tar.153-3.JF12.tar
  • 自動的に再起動すると、自律型として起動してくるはず。あとは自分の事情に合わせて設定して楽しみましょー。

以上。

アマチュア無線に関する備忘録

1989年、中学3年の頃にアマチュア無線局を開局してから36年になります。最もアクティブにオンエアしていたのは高校の頃で、JARLのコンテストで入賞したりする程のめり込んでいましたが、色々な現実を目の当たりにして大いに幻滅したり、あるいは自分の身から出た錆で辛い思いをしたりしているうちにアクティビティが下がってしまいました。一時は局面を切らしてしまう程だったのですが、思い直して再開局し、コールサインだけは残してあります。とりあえず備忘録として、放っとけば忘れてしまう内容を残しておきます。

固定局免許

  • R4.1.14~R9.1.13まで有効
  • 1.9MHz~50MHz:100W
  • 144MHz:50W
  • 430MHz:20W
  • 第1送信機:FT-897(IC-7100への変更申請中)

移動局免許

  • R4.11.28~R9.11.27まで有効
  • 1.9MHz~144MHz:50W
  • 430MHz:20W
  • 1200MHz:10W
  • 第?送信機:FT-857DM
  • 第?送信機:FT-817
  • 第?送信機:VX-3
  • 第?送信機:VX-7
  • 第?送信機:VX-8
  • 第?送信機:C701
  • 第?送信機:TH-F7
  • 第?送信機:TH-D74
  • 第?送信機:IC7100M

移動局の工事設計、どこかに記録を残した覚えがあるのですが、未発見につき…引き続き探してみます

電験3種過去問解説 2019年電力問4

質量欠損をm(単位:kg)とすると、得られるエネルギはE=mc^2(単位:ジュール)で求められます。したがって、

  • 0.001×(0.09×0.01)×300000000×300000000 [J]

が核分裂によって得られるエネルギです。

一方、石炭の質量をM[kg]とすると、

  • M×2.51×10000 [kJ]

が石炭の発熱量です。したがって、

  • M×2.51×10000×1000=0.001×(0.09×0.01)×300000000×300000000

を解いてMを求めればよいので、

  • M=0.001×(0.09×0.01)×300000000×300000000÷(2.51×10000×1000)=3226.8

したがって正解は(4)です。

電験3種過去問解説 2019年電力問3

(1)…誤り。熱力学の基本原理から、熱エネルギは温度差が存在することによって取り出すことができ、温度差が大きければ大きいほど効率は高くなるため、低温・低圧では全く逆でダメダメです。

(2)…正しい。

(3)…誤り。節炭器は、排ガスの熱を利用して給水を加熱するものなので、「排ガス温度を上昇させる」の部分が正しくは「給水温度を上昇させる」です。

(4)…誤り。(1)と同じ理由で再熱させたほうが効率は良くなります。

(5)…誤り。「捨てる熱量を増加」したら効率が悪くなるのは誰でもわかります。「復水器に捨てる熱量を低減する」ならOKです。

電験3種過去問解説 2019年電力問2

正解…(1)

この手の問題は覚えておくしかない知識問題ですが、電験3種で出題される衝動水車はペルトン水車しかないと言っていいですから、「〇〇は衝動水車である」とあれば真っ先にペルトン水車を挙げるということでほぼ大丈夫だと思います。

反動水車は色々な種類があり、フランシス水車・カプラン水車のほかプロペラ水車などもありますが、構造と原理を図解で見て覚えるのがよいでしょう。もっとも、この問題は、圧力水頭(要するに落差によって作られた水圧)を水車に吹き付ける速度水頭(水道のホースの先端を手で潰して水の勢いを増すのと同じことです)に変換し、ペルトン水車に当てることで動力を生み出す…ということが分かっていれば選択肢は(1)だけに絞られます。

電験3種過去問解説 2019年電力問1

(1)(2)(4)(5)…正しい記述です。

(3)…誤り。

Wikipediaから引用すると、「タンデム式は、発電機としても揚水機としても運転できる1台の発電電動機を、軸を同じくして発電用水車と揚水ポンプとで共有するもの。 ヨーロッパで発展した方式で、発電時・揚水時とで発電用水車・揚水ポンプとを使い分けるので総合的に効率がよく、早期より高落差にも対応できていた」。

なお、別置式は発電機と揚水ポンプを別々に設置するもの。ポンプ水車式は、発電用にも揚水用にも使える一台の水車を発電・揚水に共用するものです。

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