SAT電験3種講座 理論 質問回答(電験3種 平成25年 理論 問15a 過去問解説 三相交流のΔ-Y変換)

P79~P80 三相交流電力

電源側を公式にはめて⊿→Y変換をしたところ教材では電源200/√3となっていますが自分の200/3になります。なぜ200/√3になるか教えてください。

対称三相交流は、互いに120°ずつ位相がずれた3個の単相発電機を、Δ型やY型に結線したものです。負荷側も同様に、3本の線で送られてきた互いに120°ずつの位相差を持つ交流に対し、Δ型やY型に3個の負荷を入れています。Δ結線とY結線の、一相あたりの単相発電機の電圧と線間電圧の関係は次の通りです。

  • Δ結線…発電機の電圧=線間電圧
  • Y結線…発電機の電圧×√3=線間電圧

したがって、200Vの発電機を3個Δ結線にした場合の線間電圧は200Vですし、Y結線にした場合は200√3Vになります。

逆に、発電機をY結線として線間電圧を200Vにするためには、発電機の電圧は200÷√3Vにしなければいけません

恐らく、掛け算と割り算を逆にしたために200/3になってしまったのではないでしょうか。

「SAT電験3種講座 理論 質問回答(電験3種 平成25年 理論 問15a 過去問解説 三相交流のΔ-Y変換)」への2件のフィードバック

    1. 返答遅くなりました。
      200➗√3➗6.5
      ですが、分数は分母・分子に同じ数を掛けても値は変わらない、という性質を利用して、分母・分子に√3を掛けます。
      すると、分母は6.5√3、分子は200になるかと思います。

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