【解答】(2)
2つのコイルが自己インダクタンスL1・L2と相互インダクタンスMを持つとき、それらを和同接続(互いに同じ方向に磁束を発生させ、それが互いを貫いている状態)の場合の合成インダクタンスは
- L1+L2+2M
差動接続(互いに逆方向に磁束を発生させ、それが互いを貫いている状態)の場合の合成インダクタンスは
- L1+L2-2M
であることを知っていれば答えが求まります。
ここで、コイル1とコイル2は共に自己インダクタンスがLであることから、
- 2L+2M=2.0
- 2L-2M=1.2
を解けば正解が求まります。
磁界の向きは右ねじの法則を使うと図1の左側は下から上になるのですか?
コメントありがとうございます。
この問題では電流の向きが定義されていないため、仮にAからBに向かって電流が流れたとすると、図1の左側のコイル1は、おっしゃる通り下から上に向かう磁束になります。