平成29年度電験3種問題解説・理論問9

【解答】(3)

考え方を知らないと難しくて投げだしそうな問題ですが、重ね合わせを使えばいいことを知っていればとても簡単な問題です。つまり、

  • 5Ωの抵抗に、6sinωtの電流が流れたときに消費される電力
  • 5Ωの抵抗に、2sin3ωtの電流が流れたときに消費される電力

の2つを足し合わせれば良いわけです。

6sinωtは、正弦波の最大値が6アンペアであることから、実効値は√2で割って求められます。したがって、

  • P=I2R=(6/√2)2×5=90[W]

同様に、2sin3ωtは最大値2アンペアの電流ですから、

  • P=I2R=(2/√2)2×5=1 0[W]

以上を足し合わせて100Wが求まります。

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