平成29年度電験3種問題解説・理論問1

9月17日にSAT社のスタジオにて今年度の電験3種の試験問題解説動画を収録するのですが、それに当たって解説を作成しています。出し惜しみするようなモノでもないので、解説を作り次第ここに上げていこうと思います。

【解答】(2)

電気力線は、電界の様子を表す仮想的な線で、電界の様子を可視化するために考えられたものです。電荷と磁荷、電界と磁界は相似性がありますが、電荷の電気力線に対応するものは磁荷の磁力線ですから、N極からS極に向かう磁力線を思い浮かべれば回答できるでしょう。

  • 同じ向きの電気力線(磁力線)どうしは反発しあう(交差しない)。
  • 電気力線は正の電荷(磁力線はN極)から出て、負の電荷(磁力線はS極)に入る。
  • 電気力線(磁力線)は途中で分岐したり、他の電気力線(磁力線)と交差しない。
  • 任意の点の電気力線(磁力線)の密度は、その点の電界(磁界)の強さを表す。
  • 任意の点における電界(磁界)の向きは、電気力線(磁力線)の接線の向きと一致する。

なお、Qクーロンの電荷から、電気力線はQ/ε本出る、と定義されています。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です