【解答】(3)
電技解釈第227条です。
単独運転と自立運転は紛らわしい用語ですが、自立運転とは電力供給系統とは完全に切り離して自家用として交流電力を供給する状態を指します。単独運転は、電力供給系統が停電となったとき、分散型電源が単独で付近一帯に電力を供給する状況を指します。
法規の過去問は、その時々の問題で問われている部分のみを覚えてもダメです。
出題されている法規の条文をインターネット検索で探し出し、問われている部分を含めて条文を読み、その条文が意図していることを理解したうえで回答の部分に当てはまる正解を見出す、というプロセスを踏むことが大切です。こうすることにより、同じ条文の別の部分について問われたり、関連した条文についての出題があった場合でも、その法律を制定するに至った理由に鑑みて正しい答えを導き出す勘が働くようになります。
必要のない法律は作られません。法律になっているということは、必ず何らかの理由があるのです。上記のようなプロセスで条文を一通り読んでいると、その根底にある理由が何となく見えてくるようになります。そうすれば、未知の条文が出た時でも勘が働くようになるわけです。
【解答】(4)
電気事業法第39・40条です。
「事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物を主務省令で定める技術基準に適合するように維持しなければならない。」
「事業用電気工作物は、他の電気的設備その他の物件の機能に電気的又は磁気的な障害を与えないようにすること。」
「主務大臣は、事業用電気工作物が前条第一項の主務省令で定める技術基準に適合していないと認めるときは、事業用電気工作物を設置する者に対し、その技術基準に適合するように事業用電気工作物を修理し、改造し、若しくは移転し、若しくはその使用を一時停止すべきことを命じ、又はその使用を制限することができる。」
【解答】(5)(1)
(a)
このフローチャートは、選択ソートのアルゴリズムです。選択ソートは、ソート対象範囲の中から最も小さいデータを見つけ出し、ソート対象範囲の先頭と交換することでソートしていくものです。
最初は先頭のa[1]とa[2]~a[5]を比較し、それが終わればa[2]とa[3]~a[5]を比較し、その次はa[3]とa[4]・a[5]を比較し、最後にa[4]とa[5]を比較して、それぞれの場面で小さい方の数字を前に持ってくるわけです。
これが分かってしまえば、出力されるa[5]は初期値の中で最も大きい数値の8であることが分かります。
(b)
フローチャート中のX部分は数値を入れ替える処理ですから、(2,3,8,6,5)を(2,3,5,6,8)にするために必要な入れ替え回数は3回です。アルゴリズムに沿って考えると、
と変化していきます。