「第一級陸上特殊無線技士」タグアーカイブ

最速合格 第一級陸上特殊無線技士 模擬テスト (国家・資格シリーズ 412)  質問解答・誤植訂正

「412 一陸特模試テスト」のP106の問題9と「よくわかる 第一級陸上特殊無線技士 合格テキスト」のP31の問題1が選択肢の順番は違いますが同じ問題で、解答の選択肢が異なっておりました。どちらが正しい解答になりますでしょうか?

どちらの問題も「キャリア1本あたりのシンボルレートを高くできる」が誤りですので、問題1の方が正しく、106ページ問題9は正解は「5」となります。御迷惑をお掛けして申し訳ありません、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

SAT一陸特講座 質問回答(短絡導波管で反射が起こる理由)

導波管短絡でなぜ反射が発生するかを理解することができません。短絡=インピーダンスゼロ=電流が流れて電波は戻ってこないように思います。導波管が開放(オープン)の場合なら反射して戻ってくるイメージはつくのですが短絡の場合が理解できません。

おっしゃる通り、電気回路に照らし合わせて考えると、短絡されている=電圧はゼロで電流が流れてそこで消滅、とならないのはおかしい、という感覚は大変良く分かります。実はこれが、集中定数回路的な考え方と分布定数回路的な考え方の最も大きく異なる点で、直感的に理解しにくい点です。

これを理解するためには、導波管の中を伝達する波が、エネルギー(電力 )を持って振幅する電圧と電流の変化である、という点を踏まえる必要があります。

電気回路では、電力を消費するのは抵抗のみで、コイルやコンデンサは静電エネルギや磁気エネルギの形で一時的に電力を蓄えることは出来るものの、電力を消費して熱に変えるということはしません。これは導波管でも同じで、もし導波管を伝ってくる電磁波を吸収して熱に変えたければ、導電性抵抗体のようなものを導波管と結合させ、そこで電力を吸収して熱に変換させる必要があります。これを利用して抵抗体の温度から電力を測定する方法もあります。

しかし、導波管を開放したり短絡した場合、そこに抵抗は存在しませんから、伝わってきた電磁波の電力が消えて無くなる行き場はありません。ではどうなるかというと、開放端や短絡端において、100%はね返って戻っていくしか無い訳です。

実は、これは高校物理に出てくる「固定端反射」と同じです。短絡導波管は、短絡されている壁において電圧の振幅がゼロとなるので固定端反射になります。なお、開放導波管は自由端反射になります。

詳しい波動の様子は、他所様のサイトですが

http://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/wave/housoku/koteijiyuu.html

http://www.wakariyasui.sakura.ne.jp/2-1-0-0/2-1-2-4koteitannjiyuutann.html

この辺りを参考にして頂ければイメージが付くのではないかと思います。

【キャリアアップ講習】第一級陸上特殊無線技士試験対策

第一級陸上特殊無線技士、通称一陸特の受験対策講座の開講が正式に決定しました。

  1. 日時…2019年2月2日・3日(延2日間)
  2. 時間…各日とも9:20~16:30
  3. 場所…東京都立多摩職業能力開発センター府中校

2019年2月期の国家試験は2月10日に実施されますので、その直前ということでこの日程にしました。受講申し込みは、多分12月1日~10日だと思います。授業料は幾らになるか分かりませんが、多分1600円位じゃないかな?民間の講座に比べればメチャクチャ安いはず。期日が来れば、

https://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/fuchu/worker.html

で案内が出るのではないでしょうか。

募集人数は何人になるか分かりませんが、いつもの教室を使うとなると40人かな?興味ある方いらっしゃいましたらよろしくどうぞ。


(9月12日追記)

募集案内予告が出たみたいです。募集人員20名、授業料1100円(!)だそうです。

よくわかる 第一級陸上特殊無線技士 合格テキスト

2001年に上梓したUnix本から、消防設備士、電気工事士、電験3種、エネルギー管理士と来て、ようやく最も本業(?)に近い無線関係の本を出すことができました。

http://www.kobunsha.org/book/00411.html

私はもともと電子回路から入って無線通信を通して無線工学を専門としてきたので(大学で研究していたのはレーダーですし)、最も良い本が書けそうな分野は電子回路や無線工学だったのですが、世の中、電気関連書籍の需要といえば電気工事士や電験3種などの強電分野が圧倒的に強く、なかなか機会に恵まれずにおりました。

それが今回、弘文社様とのご縁を頂き、執筆にまるまる一年(いや、それ以上だ…)掛かってめでたく日の目を見ました。

内容ですが、同類他書にはあり得ないレベルで分かりやすく書いたつもりです。レビューによる評価も気になるっちゃ気になるのですが、それ抜きにしても「うわー、これってメチャクチャ難しいと思っていたけど、本質はこんなに簡単なことだったんだ!」と目からウロコが何十枚も落ちる読者様が出てくることを切に願っております。笑。

最初に書いた原稿のデータから、多重通信の概要についての説明と、デシベル計算についての話を置いておきます。

多重通信の基礎

デシベル計算

一陸特とくれば、次は一陸技向けの参考書を…!となりそうな気がするし、個人的にも一陸技向けのすんげー分かりやすい本を書けば多くの人に喜んでもらえそうな気がするんだけど、さてそれをするとなったら執筆期間どれだけ必要なことか…。

(なお一陸特の本、執筆に一年以上掛かっているけれども実質的に作業をしていた期間は正味一か月程度だった模様←)

 

以下販売店リンク。

http://www.yodobashi.com/product/100000009002829795/

https://www.amazon.co.jp/dp/toc/4770327188/ref=dp_toc?_encoding=UTF8&n=465392

http://books.rakuten.co.jp/rb/15059469/

https://lohaco.jp/product/L02083579/

http://www.hmv.co.jp/artist_%E6%AF%9B%E9%A6%AC%E5%86%85%E6%B4%8B%E5%85%B8_000000000651385/item_%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E7%AC%AC%E4%B8%80%E7%B4%9A%E9%99%B8%E4%B8%8A%E7%89%B9%E6%AE%8A%E7%84%A1%E7%B7%9A%E6%8A%80%E5%A3%AB%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88-%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%83%BB%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA411_8077294