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SAT電験3種講座 質問回答(インターネットを上手に用いた勉強法)

よくEラーニングで知識問題はインターネットでみることができるとおっしゃてますが詳しく載っているインターネットが分かればおしえていただきたいのですが。過去問などを見ても知識問題は載ってますがインターネットのほうが最近の傾向で詳しいのがのってますか?知識問題も理論編のテキストだけで充分ですか?他に手をださなくてもいいですか?

電験三種の勉強にインターネットを活用すると言っても、「このページだけを見ればすべて解決!」というものは有りません。

インターネットは膨大なデータの集合体ですから、その中から上手にデータを検索する技術がインターネットの利用価値を大きく左右するわけです。

と言っても具体的な例を挙げないとイメージが掴みにくいでしょうから、具体例を示してみます。

まず、電験3種の過去問を収集します。

電験3種試験の実施団体である電気技術者試験センターのHPを開きます。

http://www.shiken.or.jp/index.html

その中の「試験問題・解答」を開くと、過去8年分の過去問PDFが手に入ります。

http://www.shiken.or.jp/answer/index_list.php?exam_type=30

ここから、例えば一例として、平成23年度の理論の問題を開いてみます。

http://www.shiken.or.jp/answer/pdf/109/file_nm01/TR_2011.pdf

 

理論の問1は次のような問題です。

「静電界に関する記述として、誤っているものを一つ選べ」

(1)電気力線は、導体表面に垂直に出入りする。

(以下略)

ここで、「電気力線」が何なのか良く分からなかったとします。そこで、インターネット検索で電気力線について調べます。

http://www.google.co.jp/

google検索で「電気力線とは」と入力すると、Wikipediaなどのページが出てきます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E5%8A%9B%E7%B7%9A

これらの説明を見ても良く分からない場合は、「電気力線とは」で検索したページを次々と開き、分かりやすそうな解説が載っているページを見つつ、過去問を解いていく、という感じです。

この方法だと、場合によっては芋づる式にどんどん検索していく事になりますが、分からないことを調べて勉強するというのは本質的にそういう活動だと思いますから、それで良いのではないかと思います。

テキストの内容についてですが、これは必要最低限のことしか取り上げておりません。もし、どんな問題が出たとしても必ず解説が載っているようなものを作るとしたら、それは何百何千ぺーじもある、それこそ辞書のようなものになってしまいます。

確かにそれを全部覚えれば試験に受かるかもしれませんが、そのようなものが求められているとも思えませんし、そのようなものを何十万円も出して欲しいという人もいないはずです。

確かに知識を詰め込むことも大切ではありますが、ある程度を超えたら勉強の方法、すなわちインターネットを効率よく活用して必要な情報にアクセスするコツを身に着けた方が良いかと思いますので、そのように話をした次第です。

「インターネットのデータなんて信頼性が低くて怪しい」という先入観をお持ちの人も年配の方には多いようですが、信頼性が高いデータから低いデータまで、あらゆる情報を寄せ集めたのがインターネットですので、上手に活用すればこれほど便利なものは有りません。是非、上手に活用していただければと思います。

SAT電験3種講座 質問回答(勉強方法)

数学理論と学習し、問題に取り組んでいますが、なかなか自分の力で答えまでたどり着けません。わかるまで何度もやればいいのかもしれませんが、なにか方法はありますか。教えてください。よろしくお願いします。

電験3種の勉強法ですが、王道は、単なる問題と答えの暗記ではなく、問題から答えに至るまでの理屈を正しく理解して解いていくことになります。もちろん、勉強にあたっての前提知識やその人にとって向いた勉強方法など様々ですから、一口でこうすれば良い、という勉強法はありません。

とはいえ、これでは余り答えになっていませんから、最も実践的な勉強方法をお答えしておこうと思います。

それはまず、直近からの試験過去問に取り掛かることです。もちろん最初は解き方なんて全然分からないとしても、どういう理屈でどのようにすれば解けるのかを、参考書や資料、ネットなどを動員して調べ、答えに至るまでを追う方法です。ハードかもしれませんが、正解に至るまでの筋道を一問ずつ理解していけば、実戦的な知識が身に着いていくかと思います。

電気の理論は難しそうですが、極めて身近にあふれているものですし、日頃使っていて慣れ親しんでいるはずのものです。私の講座でも、極力そういう身近な例を出し、具体例を見ることで直感的に分かりやすいように努めているつもりです…。

また、4科目のうち電力と法規は知識問題の多い科目です。まずはこの2科目の科目合格を確実に狙い、理論と機械は長期計画という手もあります。

どうしても直接分からないところを講師に質問したいという事であれば、メールでの質問も良いのですが、公立の職業訓練校等が開催している電験3種講座などを受講する手もあります。

私は東京都の職業訓練校で講座を持っているので東京都しか分かりませんが、

http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/carr_up/index.html

このページに各校で開催されているキャリアアップ講習のガイドがあります。

私は今のところ、来年1月8・14・21日に府中校で開催される「第三種電気主任技術者入門」と、7月2・9・16日に府中校で開催される「第三種電気主任技術者科目合格対策(法規)」の講師を担当します。

あまりお役に立てるような回答ではなく申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

SAT電験3種講座 質問対応改善

SATさんの方で、質問対応の専門人員を確保してくださることになりました。

これまで、長いと一週間ほど質問を貯めてしまっていたので、だいぶ状況は改善されるかと思います。もちろん、そちらで回答できない質問については私に回ってくると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます…。

SAT電験3種講座 理論 質問回答(導電率の定義、勉強の進め方)

理論のテキストp8の下から3行目、1/R+1/Rx=I/Vに何故なるのかの説明がありません。「抵抗が並列であることに着目して導電率で計算」だけでは、そもそも導電率の計算が分からない人には理解ができません。返品条件を考えて、猫電基礎や猫電数学をやる前に、まず理論のDVDの一枚目を見て質問しています。どのような授業でどのようなテキストでどれくらい理解しやすいのかを、まず理論から見たいと思ったからです。

基礎をやってからなら理解できるのならいいのですが、もしそうなら基礎のどのページに説明があるかまで教えて頂きたいです。また、毛馬内先生の授業で使用されている背景の文字はテキストに載っていないので、もし記録として残したいのであれば毎回テキストの空きスペースにメモを取らなくてはならないのでしょうか。ご回答よろしくお願い致します。

御質問承りました。導電率につきましては、猫電の14ページに説明がございます。

また、毛馬内先生の授業で使用されている背景の文字はテキストに載っていないので、もし記録として残したいのであれば毎回テキストの空きスペースにメモを取らなくてはならないのでしょうか。

この辺りの経緯について説明いたします。

電験の講座は、収録時間数も膨大となり、2週間ほど出張して収録しております。したがって、毎年新規に収録して更新、となると難しく、現在のところ2年おきに収録というペースで更新しております。それに対して、テキストの方はその年に出題された問題や、改善点などについて後から修正できますので、こちらは1年おきの更新という形になっています。

そういった状況により、DVDの中には出てこない部分が本にはあったり、その逆だったりという部分が存在します。「お宅の講座の内容とテキストだけで絶対に合格できるものを作れ」という気持ちも分かるのですが、資格試験という性質上、過去の出題から想定できないような形の応用問題が出る可能性は常にありますし、では過去出題された問題を全て頭に叩き込め、と言ったところで労多くして得るものは少ないはずです。(私事ながら、DVDではない実際の電験の講座で、「この問題は(ほとんど出題されたことはないので)飛ばしてしまって良いです」と話したところ、「実際に出題されたことがある、この講師はうそを言う低レベルの人間だ、もう顔も見たくない!」という苦言を頂戴したこともあります)

電験に限りませんが、この分野の勉強で最も大切なのは、公式を暗記することでもなく、過去問の回答を覚える事でもなく、電気の流れがイメージできるようになることだと思います。そのために、講座の中でも、水の流れや小学校の理科の実験などを引き合いに出し、身近で具体的な例との相似性を通して電気とは何か、どんな挙動をするのか、を掴んでいただこうと思って話を進めております。

電験3種の講座を開始して数年になりますが、お客様からの声が上がってきますと、やはりどうしても事前に想定しえなかった問題点や改善点などが見つかってきます。

この資格は、第二種・第一種電気工事士の上に位置する資格ですから、最低限でも第二種電気工事士を持っている、或いはその程度の前知識がある方が受講されることを前提として考えておりました。しかし、実際には様々な方がいらっしゃいますので、後から「猫電」を作りまして、まずは第二種電気工事士レベルの確認をしたうえで本講座、という形の編成といたしました。

電験3種という資格の性質を考えますと、乾電池や豆電球・オームの法則も知らない方に向けて、それこそ小学校レベルからの教材を作ってしまいますと、とんでもない分量になってしまいますし、そうなればお値段も何十万円~百万円ということになってしまいます。そんなものを作るのは無理ですし、望まれてもいないと思うのです。

そういったことを踏まえまして、受講生様からの質問を受け付け、返答するという対応を取っております。大量の質問が一気に来た時など、返答まで一週間ほど掛かってしまう事もあるのですが、無理難題でない限り対応しておりますので、何卒事情等御勘案いただき、ご理解いただけましたら幸いです。

SAT電験3種講座 猫電 質問回答(電気の勉強の進め方)

猫電基礎P12の件です。
標題頁等の進め方の件です。 例題 単位説明の約分の説明(なぜ単位と電線の抵抗式の約分の発想がでるのか?、又、約分出来るのか?等)が理解出来ない時は、(先生の説明は重要なので)あちこち調べて理解出来るようにしたほうが良いのか、とりあえず公式を使って進む方が良いのか?...。発想方法?と飛ばす所の判断の仕方をご教授願います。

この辺りの勉強の進め方は、人それぞれ向き不向きがありますので、絶対にこれが良い・これがダメというものはありません。理屈は良く分からないけどとにかく覚えてガンガン進めていき、なんとなく問題が解けるようになってから振り返って理屈が分かるようになる、という方も居ない訳ではありません。

しかし、特に電気の基礎理論においては、ひとつひとつ理解してイメージを掴みながら進めていく方が、結果的には良いのではないかと思います。特に、昨今はインターネットの普及により、分からない事柄でも検索サイトやWikipediaなどを頼りにしてすぐに調べることができます。これらを活用しないのは勿体無いですから、あちこち調べて理解しながら進めていただければと思います。

電気は目に見えないものですから、どうしてもイメージが掴みにくいところがあります。しかし、オームの法則のところで、水の圧力や流れの例を持ち出して話しましたように、実は身の回りの似たような事象に置き換えて考えれば分かりやすい点は多々あります。諦めることなく(と口で言うのは簡単でも、実際はなかなか難しいものですが…)勉強を進めていただければ幸いに存じます。

SAT電験3種講座 猫電 質問回答(コイルとコンデンサの基本的性質)

e-ラーニング講座の猫でもわかる電気基礎の中の⑧コイルとコンデンサ中で、テキストには載っていないが、講師の方が時間にすると16分あたりから右上に説明している青と赤のペンで書かれた図で、電圧と電流の向きの説明の意味がよくわからないです。なぜそのような向きになるのかを、教えてください。お願いします。ちなみに、私は電気は全くの素人で、中学で習ったのが最後ですので、その程度のレベルでもわかるように出来たらお願いします。もしくは、「後々の講座で詳しく説明してあるから、今は流せばいいよ」というのであれば教えてください。よろしくお願いします。
わからなかったのは、電気基礎の講座の中の8②のコイルとコンデンサの中の16分過ぎの右上に書かれた青と赤の図の事でした。よろしくお願いします

交流回路、とくにコイルやコンデンサについては、電機の勉強を本格的に始めた人が必ず引っかかる大きなハードルです。何故そうなるかというと、

  • 電圧は時間的に変化する。
  • 電流も時間的に変化する。
  • 電圧の波形と電流の波形が、時間的にずれることがある。

というイメージが付きにくいことにあります。

乾電池と豆電球、そしてオームの法則のレベルですと、例えば電圧は1.5Vならいつまでも1.5V、電流は2Aなら2Aとなり、電池がだんだん消耗してきて電圧や電流が減ってくるという例を別にすれば、時間的に変化することを考える必要はありませんでした。しかし、交流では、電圧がゼロの瞬間もあれば+50V、+80Vの瞬間もあり、また別の瞬間では-30Vのように、大きさだけでなくプラスマイナスすら常に変化しています。電流も同様です。

そして、電圧と電流の波形が時間的にずれるというのは、電圧が+10Vなのに電流は-4Aの瞬間があったり、またある瞬間では電圧が+40V、電流が2A、ある瞬間では電圧が0Vで電流が-1A…などのように、電圧と電流のプラスマイナスすらあべこべにになってしまう事もあるということです。

何故そんなことが起こるかというと、コイルが流れてきた電流を磁界(磁石)のエネルギとしていったん蓄え、そしてそれを時間的に遅れて放出したり、コンデンサが流れてきた電流を電界のエネルギとしていったん蓄え、それを時間的に遅れて放出…のような働きをしているからです。このように、時間的な波形のタイミングという話をしたくて図を描いたのだったと思います。

もちろん、そんな面倒な話は置いといて公式だけ覚えればいい、という考えもあると言えばあるんですが、先々応用が利くようになるためには、このような基本をおろそかにできないと思います。また、併せて参考書籍として、古い本ではありますが「学研の図鑑・電気」が手に入ればお勧めします。Amazonなどで探すとプレミアがついて非常に高い値段が付いていますが、たまにブックオフで500円程度で見かけることもあります。

今すぐは良く分からなくても、このコイルやコンデンサの働きについては電験3種の本論の話していますので、適宜読み進めたり書籍やネットの情報なども活用して勉強を進めていただければと思います。

SAT電験3種講座 質問回答(DVD内容とテキストの差異について)

電験三種の理論のテキストとDVDで勉強を始めたのですが、テキストとDVDが合っていないような気がしています。章ごとの表示内容はあっているのですが、DVDで説明される図はテキストに載っていませんし、テキストの内容(例題など)がDVDで説明されることがありません。猫電気ではほぼテキストの内容とDVDの内容が沿っていたので、すごく違和感を感じるのですが、これはこういったものなのでしょうか?

おっしゃる通り、DVDで話している内容とテキストの内容が合致していない部分がございます。

これは、DVDの収録には多大な時間が掛かるため(大阪に連続2週間の出張をしてスタジオ収録をしています)毎年改訂するのが難しい一方、テキストの方は比較的改訂しやすいため、収録後にテキストだけ改訂・増補した結果このようになっております。

従って、動画の中だけで出てくる部分につきましては動画をベースにしてノートを取っていただき、テキストだけで出てくる部分はテキストの上だけでご理解いただき、どうしても分からない部分は御質問いただく、という形で宜しくお願いいたします。なお、今年2017年夏は、DVD・テキスト共に改訂(新規収録)の予定となっております。

受講生からの質問返答については、私のサイト

http://wp.khz-net.co.jp/

にも蓄積しておりますので、参考にしていただければと思います。

SAT電験3種講座 質問回答(勉強方法)

猫電基礎のDVDはテキストを読んで進めていくスタイルだったのですが理論のDVDはテキストを読まずに進めているのですが、これはDVDで授業を聞いて、ノートにまとめてテキストを自分で読んで進めていくという勉強方法で良いですか?
もし、オススメのやり方があれば教えて下さい。 お願い致します。

勉強方法につきましては、おっしゃる通りの方法で大丈夫です。
電験三種の講座では、収録後もテキストの手直しなどを入れておりまして、猫電のようにテキストをなぞっていく方式になっておりません。電験の講座は、収録に日数も大分掛かりますので、余り頻繁には講座をリニューアルしにくいという事情もございまして、現状そのようになっております。
なお、インターネット上の情報や、ダウンロードできる過去の出題問題なども大いに参考にしながら勉強を進めていただければと思います。
何卒よろしくお願いいたします。