「仕事」カテゴリーアーカイブ

DVD中での言い間違いなど

試験の内容と直接は関係ない部分について、ご指摘がありました。

「松川地熱発電所は、秋田県ではなく岩手県にあります」

Σ(゚口゚;

そう、確か秋田県に旅行に行ったときに見かけたという話で「秋田県にあります」と喋った気がしますが、松川地熱発電所は秋田じゃないです。岩手県です。

大変失礼いたしました…。

SAT消防設備士講座 質問回答(電気工事士資格で免除される範囲)

電気工事士の免許をもっています。免除をうけるのですが、テキストとDVDにおいて、飛ばせる項目がよくわからないので教えてください。

消防設備士の受験案内をご覧いただくと、甲種4類で電気工事士を持っていると免除できるのは、基礎的知識の電気10問、構造・機能及び工事・整備の電気12問、そして鑑別の問1となります。端的に言えば、電気理論に関する問題は全てと、消防設備に関する問題のうち電気的な理論や動作原理に重きを置いた問題が免除になるという事になります。

したがって、該当するのは、「乙4・甲4共通テキスト」のうち第1章全部と第3章のうち電気理論に関する部分、例えば160ページの接地工事の種類とか161ページの絶縁抵抗、配線工事の種類などになります。

但し、第3章の消防設備に関する問題については、実技試験(鑑別問題)で出題される可能性もありますので、出題はされなくても一通り目を通していただく方が確実かと思います。

鑑別の問1については、電気工事に使用する工具や測定器等についての問題ですから、「乙4・甲4共通テキスト」のP.208・209の部分が該当します。対応するチェック問題はP.214~221辺りが該当します。

 

電験3種入門講座申込開始

東京都立職業能力開発センターで実施される電験3種入門講座の申込が始まりました。

http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/careerup/index/t/month/11/bunya/3/nendo/29/

にある、講座No.201703007121・第三種電気主任技術者入門・実施日が1/8(月),1/14(日),1/21(日)の講座です。

授業料は1600円、定員は50名、受付はインターネットかFAXか往復ハガキで。

詳しくはhttp://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/carr_up/mousikomi/から。

SAT消防設備士講座 質問回答(抵抗の組み合わせ回路の問題)

消防設備士甲種四類共通テキスト 006Bページ24チェック問題②「図の回路の電源Iは0.8Aである」について、解き方、公式が分かりません。どうしてこのような公式が出てきて、電流の1Aはどこからくるのですか?よろしくお願いします。

さて、この回路の考え方ですが、このように抵抗が直列・並列になっている回路を考える場合、単純化できる場所から順に単純化していきます。

まず、20Ωと5Ωの並列部分を1個の抵抗に置き換えることを考えます。すると、

(20×5)÷(20+5)=100÷25=4

となり、実は4Ωの抵抗に置き換えることができます。

すると、回路全体は、10Vの電池、6Ωの抵抗、4Ωの抵抗と直列になっていますから、10V÷10Ωで、電池から流れる電流は1Aと求まります。

つぎに、この問題のIを求めるためには、5Ωの両端に掛かる電圧を求める必要があります。

20Ωと5Ωの並列抵抗は4Ωでしたから、この4Ωに1Aの電流が流れたときに発生する電圧は、4Ω×1A=4Vです。つまり、5Ωの抵抗の両端には4Vの電圧が発生することが求まります。

したがって、5Ωの抵抗に流れる電流は、4V÷5Ω=0.8Aと求まります。

よくわかる 第一級陸上特殊無線技士 合格テキスト 誤植等訂正

P79パルスレーダーでは「最大放射方向電力の1/2」、p130の八木アンテナでは「1/√2」とあります。レーダー用アンテナと八木アンテナで定義が異なるということでしょうか?

P.79では最大放射方向「電力」、P.130では「電界強度」で規定されています。

電界強度は電圧であり、電力は電圧の2乗に比例するため、電力で1/2と電圧で1/√2は同じ意味となります。

従って誤りではないのですが、分かりにくいことは確かですので、P.131の解説文に次のように付け足してください。

「なお、半値角は、電力が最大値の半分になる角度で定義されます。電界強度は電圧の値で定義されていますから、P=V^2/Rの関係から、電界強度で半値角を考えた場合、最大値の1/√2となる角度ということになります。」

P121の図に「結合用グループ」とありますが「結合用ループ」の誤植では?

その通りです。「結合用ループに訂正お願いします。

P190「尖鋭度」と「先鋭度」が混在していますが、使い分けに何か意味があるのでしょうか?一般的には「尖鋭度」ではないでしょうか?

これは誤植です。「尖鋭度」に統一してください。

P37「信号店」

もちろん「信号点」の誤植です。

P224電波法第19条 「識別信号」とありますが「識別符合」の誤植と思われます。

電波法の条文を確認しましたが、「識別信号」で正しいです。識別信号のうちのひとつとして識別符号が含まれる、という形になります。

P225 設問には「適合するものはどれか」とありますが、解答と解説は「③が誤り」とあり、実際、①②④は適合しています。設問優先ならば答えは①②④、択一ならば設問ミスで③が解となります。これは編集ミスではないかと。

御指摘通りです。設問を「適合しないものはどれか」に訂正お願いします。

 

2018年度電験3種講座(生講座)予定

職業訓練校でのキャリアアップ講習の予定が決まりました。会場は全て多摩職業能力開発センター府中校です。

https://www.hataraku.metro.tokyo.jp/vsdc/fuchu/worker.html

  1. 電験3種入門講座 2018年1月8日・14日・21日 9:20~16:30
  2. 電験3種法規講座 2018年7月1日・8日・15日 9:20~16:30
  3. 電験3種入門講座 2019年1月14日・20日・27日 9:20~16:30

受講料は3日間で1600円位だと思います。

受付は講座の2か月前なので、2018年1月分は今年の11月に受付です。

入門講座は、電気工事士以上電験3種未満レベルという受験生を対象として、基本を復習するというスタンスですが、3日×8時間を全て基礎理論や基礎数学とするのもどうかと思うので、実際には理論・電力・機械とも各々基本的な問題対策となる勉強まで踏み込むかと思います。

 

もし、宜しければ。

平成29年度電験3種問題解説・法規問13

【解答】(2)(5)

(a)

発電電力のグラフと消費電力のグラフを重ねて描きます。

発電電力が消費電力を上回った時間と余剰電力量は、

  • 6時~8時:2500kW×2時間×1/2=2500kW・h
  • 18時~22時:5000kW×4時間×1/2=10000kW・h

ですから、送電電力量は合計12.5MW・hと求まります。

消費電力が発電電力を上回った時間と不足電力量は、

  • 22時~4時:2000kW×6時間=12000kW・h
  • 4時~6時:2000kW×2時間+2500kW×2時間×1/2=6500kW・h
  • 8時~10時:2500kW×2時間×1/2=2500kW・h
  • 10時~16時:2500kW×6時間=15000kW・h
  • 16時~18時:2500kW×2時間×1/2=2500kW・h

以上を合計して38.5MW・hと求まります。

(b)

自家用水力発電所の総発電量は、

  • 3000kW×8時間+10000kW×16時間=184MW・h

です。このうち12.5MW・hを売電したため、差し引き171.5MW・hが工場で消費されたことになります。したがって、この比率は

  • 171.5÷184=0.932

と求まります。

平成29年度電験3種問題解説・法規問12

【解答】(5)(4)

(a)

10MV・A基準の百分率抵抗降下・リアクタンス降下を300kV・A基準に変換すると、

  • 20×300÷10000=0.6[%]
  • 40×300÷10000=1.2[%]

ですから、変圧器の百分率抵抗降下・リアクタンス降下と加算すると、合計2.6%・5.2%となることが分かります。

次に、三相210V側で300kV・Aの線電流を求めると、三相電力は√3VIであることから、

  • I=300000÷(√3×210)≒825[A]

となります。ここで百分率抵抗降下とリアクタンス降下の合計は、

  • √(2.62+5.22)≒5.8[%]

ですから、基準容量時の線電流を百分率インピーダンス降下で割ると

  • 825÷0.058≒14200[A]

が求まり、答えは(5)となります。

(b)

変圧器二次側に三相短絡電流14.2kAが流れた場合、一次側に流れる電流は、

  • 14200×(210/6600)≒452[A]

です。変流器の変流比75:5=15:1ですから、OCRの入力電流は、

  • 452÷15≒30[A]

と求まります。

平成29年度電験3種問題解説・法規問11

【解答】(5)(4)

(a)

電気設備に関する技術基準を定める省令の第56条・第57条・第62条です。

(b)

まず、配線に流れる電流を求めます。三相負荷電力は√3VIですから、

  • I=15000/(√3×210)≒41.2[A]

と求まります。

同一管内の電線数は3本ですから、電流減少係数は0.70なので、電線に求められる許容電流は

  • 41.2÷0.7≒58.9[A]

となります。さらに、周囲温度による許容電流補正係数で割ると、

  • 58.9÷√(25/30)≒64.5

となり、公称断面積8㎟では足らず、14㎟の電線が必要なことが求まります。