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電験3種問題解説・平成25年・機械・問4

誘導電動機の二次入力(=回転コイルに入力される電力)のうち、滑りの割合は二次回路の抵抗負荷として消費され、残り(1-滑り)は機械出力になります。

したがって、滑り0,01の定格運転時は、二次入力の99%が機械出力となっていることを意味します。ここで二次回路の抵抗を大きくして損失が30倍に増えたということは、滑りの値も30倍の0.3に増えたことを意味します。したがって、1-0.3=0.7で虹字入力の70%が機械出力ということになります。

したがって、0.7÷0.99≒0.7、つまり約70%の(4)が答えです。

電験3種過去問解説 平成25年機械問6

解答1

短絡比の定義より、短絡電流は

  • 1050×1.25=1312.5A

一相を取り出して考えると、相電圧は

  • 6600÷√3=3811V

なので、

  • 3811÷1312.5=2.90Ω

解答2

定格負荷時の負荷抵抗の値は、

  • 3811÷1050=3.63Ω

百分率同期インピーダンスは短絡比の逆数だから、

  • %Z=1÷1.25=0.8

したがって、

  • 3.63×0.8=2.90Ω