SAT4類消防設備士講座 質問回答(製図問題、警戒区域数と共通線の本数)

ベルの配線ですが、一斉鳴動ですと2本になりますが、区分鳴動の場合は、何本ですか?

区分鳴動にする場合、ベルの配線は、片方が共通線となります。

例えば8階建てだとすると、7階から8階に上がる部分は2本、6階から7階に上がる部分は共通線1本+8階の線+7階の線の合計3本、5階から6階に上がる部分は共通線1+6階+7階+8階の4本…といった具合です。但し、地下階がある場合、地下は区分鳴動にしないのでベル線+ベル共通線の2本です。

P269の問題30
4階の末端に終端抵抗設置とありますが、3階設置はだめですか?IV線4本と記載がありますが、3階からの戻り配線は含まないのですか?

問題26~29については、階ごとに警戒区域を設けた場合という前提条件ですから、戻り配線は含まれないことになります。

問題31

1階からの送り配線2本は、Cに終端抵抗が設置されると考えるのですか?以上よろしくお願いします

C、つまり2階部分に終端抵抗が設置されると考えて頂いて結構です。

特段の事情がない限り、基本的に配線は最も効率よく引き回します。例えば、1階と2階を同一警戒区域として1階に終端抵抗を置く場合、2階から1階へと送り配線を戻さなければいけないので配線数が増えてしまいますから、2階に終端抵抗を置くことになります。

これに関しても上の問題と同様でして、〇×のテキストに落とし込むために条件を適宜省略した結果こうなっているだけですので、基本的な考え方を掴んでいただき、あとは実際の出題に示される条件通りに対応していただければ宜しいかと思います。

「SAT4類消防設備士講座 質問回答(製図問題、警戒区域数と共通線の本数)」への2件のフィードバック

  1. 区分鳴動の場合の、
    ベル線の共通線に、
    警戒区域の制限は有りますか?

    1. 試験に出るレベルでしたら特に考慮することはないかと思います。現実問題で言えば、火災受信機の仕様を参照して決定することになろうかと思います。

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