【解答】(3)(3)
(a)
効率が90%であることから、入力電力(有効電力)は
- 15÷0.9≒16.7[kW]
です。さらに力率が90%であることから、皮相電力は、
- 16.7÷0.9≒18.6[kW]
です。三相電力は√3VIで求められますから、
- 18.6×103=√3×400×I
を解いて、線電流Iは約26.8Aと求まります。
(b)
この電動機の同期速度は、120f/pの公式を用いて、
- 120×60÷4=1800[rpm]
と求まります。回転数が1746rpmのとき、滑りは
- (1800-1746)÷1800=0.03
となります。
1455rpmのときの滑りは、
- (1800-1455)÷1800≒0.19
ですから、二次回路に抵抗を挿入したことで滑りは
- 0.19÷0.03≒6.3[倍]
になったことが分かります。したがって、比例推移より、二次抵抗値は挿入前の約6.3倍になったことが分かるので、外部に挿入した抵抗は5.3倍の値となります。
(端数の四捨五入で数値に若干誤差が出ましたが、電卓を使って極力四捨五入をせずに計算するとほぼ5.4となります)