【解答】(4)
変圧器が最大効率となる運転条件は、鉄損=銅損のときですから、銅損が250Wとなる条件を求めれば良いことになります。
鉄損は基本的に負荷に関係なく一定の値で、銅損は巻線抵抗のジュール損ですからP=I2Rより負荷電流の2乗に比例します。定格運転時に銅損が1000Wということは、定格の半分の出力(負荷電流が半分)にすれば銅損は1/4の250Wになります。したがって、
- 出力電力25kW時に入力電力が25kW+250W+250Wであり、その時の運転効率
を求めれば良いことになりますから、効率は
- 25000÷25500≒0.98
と求まります。
「平成29年度電験3種問題解説・機械問8」への1件のフィードバック