平成29年度電験3種問題解説・機械問6

【解答】(3)

誘導機は、固定磁極が作る回転磁界中に、二次巻線として両端が低抵抗で終端された回転巻線を入れた構造です。回転巻線に流れる負荷電流は変圧器と同じ原理で誘起されますから、誘導機と変圧器はほぼ同じ等価回路で表せます。これをもって答えは(3)に決定されます。

直流機は、回転巻線に誘起される逆起電力によって回転子に流れる電流が変化するため、出力であるトルクは回転速度に依存します。誘導機は、固定巻線による外部回転磁界と回転巻線の速度差によって二次巻線(回転巻線)に誘起される電圧が変化しますから、やはりトルクは回転速度によって変化します。

直流機と同期機は、界磁磁束と電気子反作用磁束による誘導起電力が発生します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です