平成29年度電験3種問題解説・機械問3

【解答】(1)

誘導電動機は、回転磁界を作り出す固定巻線の中に、両端を低抵抗で短絡された回転巻線を置いた構造です。これは変圧器と同じ原理で、二次入力(変圧器の二次巻線とみなせる回転巻線)に与えられる入力は同期ワットと呼ばれます。

二次入力に対して、機械出力と二次銅損の比は(1-s):sです。滑りsが負の値である場合は、外部の機械入力から電力を取り出す発電機として動作していることになります。

「平成29年度電験3種問題解説・機械問3」への2件のフィードバック

  1. 機械出力は、1-sで表されるので、
    すべりが、-1<s<0であると、1-sはプラスとなるように思いますが、
    正答としては、すべりが上記範囲のとき、機械出力は負です。
    供給電力(=一次入力)の方向を決めてその方向を正と仮定してやって、発電機になるということは、一次入力<機械入力なので、仮定した方向と逆になるので、機械出力はそういう意味で負になるということでしょうか?
    よろしくお願い致します。

    1. コメント有り難うございます。

      >供給電力(=一次入力)の方向を決めてその方向を正と仮定してやって、発電機になるということは、一次入力<機械入力なので、仮定した方向と逆になるので、機械出力はそういう意味で負になるということでしょうか?

      はい、その通りです。

コメントを残す