平成29年度電験3種問題解説・電力問12

【解答】(3)

6600Vの配電系統は、身近な電柱に張られている高圧線として大変良く目にするものです。この系統は、低圧・大電流に向いているΔ結線側(中性点を接地できない)ということも相まって、1線地絡電流が小さい非接地方式が採用されています。

地絡方向継電器は、地絡発生時に故障側と健全側で地絡電流の位相が逆になることを利用し、どちらの方向で事故が発生したかを検出しています。

低圧配電線路で短絡事故が発生した場合に備えたものとして、高圧カットアウトが設置されています。柱上変圧器においては、高圧側(一次側)に白い陶器製のノブ状の部材が接続されていますが、これが高圧カットアウトです。

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