一相あたりの対地電圧が38.11になる理由がわかりません考え方を教えてください。
三相交流の電圧は、線間電圧をもって表します。
理論の「三相交流のY結線」で示されたように、線間電圧66kVの三相交流であれば、その中性点(=接地点)に対する電圧は√3で割った値になります。
三相一括のリアクタンスから一線あたりのリアクタンスを求めるのになぜ3倍するのですか?
リアクタンスは、コンデンサ(=ケーブルの対地静電容量)に掛かる電圧を流れる電流で割った値です。
したがって、これは抵抗の並列接続と同様、同じ値のものが2本並列であれば合成リアクタンスは1/2、3本並列であれば1/3になります。
ここでは3本並列の合成リアクタンスが求まっていますから、逆算して1本あたりはその3倍という事になります。