SAT電験3種講座 理論 質問回答(電験3種 平成24年 理論 問7 RLC直列回路の挙動と直列共振)

H24-7 理論 の解説についてです。

掲題の解答ですが、インピーダンスが小さくなれば、抵抗Rのみ残り、電流は小さくなるとおもうのですがどうして大きくなるのでしょうか?

この直列共振回路は、暗黙の前提として、

電圧源からーR-L-C-電圧源に戻る

という回路になっているわけです。したがって、LとCの直列リアクタンスがちょうど打ち消しあってゼロになってしまえば、RLC直列部分に残るのは抵抗成分Rだけとなり、電流が最大になります。

もしこれより周波数が低ければ(極端な場合、電源がゼロHz、つまり直流電源であれば)、Lのリアクタンスは小さくなるものCのリアクタンスが大きくなり、回路全体としてのΩ値は大きくなるため、直列共振状態よりも回路電流は小さくなります。周波数が高ければ、今度はLのリアクタンスが大きくなり、やはり電流は小さくなっていきます。

コメントを残す