(a)
ΔーY変換の公式を知らないと解けないような気がしますが、そんなの知らなくても簡単に解けます。
Δ-Y変換は、要するに外部から見て回路の挙動が全く同じであればいいわけです。ここで図2のb-c間(b-d間、c-d間でもOK)を見ると、3μFのコンデンサと、1.5μF(←3μFのコンデンサが2個直列)が並列になっていると見なせます。つまり、4.5μFの静電容量です。
図3の回路を見ると、b-c間、あるいはb-d、c-d間は、いずれも2個のCが直列になっているように見えます。これが4.5μFであればいいので、Cは9μFと求まります。答えは(5)です。
(b)
(a)の結果を用いて回路のb-c-d間を置き換えると、aから(9μFと9μFの直列)と(18μFと9μFの直列)が並列となり、その次に9μFが直列に入ってdに至る回路となります。あとはコンデンサの並列・直列の式を使って計算するだけです。答えは(3)になります。
「電験3種過去問解説 平成27年理論問16」への1件のフィードバック