LC共振回路の共振周波数は、1/(2π√LC)で求められます。角周波数ωで書けば、ω=1/√LCです。
したがって、LCの積が大きいほど共振周波数は下がることになります。
回路A…ω=1/√LC
回路B…ω=ω=1/√2LC
回路Cは、コイルが2個直列、コンデンサが2個直列です。直列コンデンサの合成静電容量はC/2となります。
コイルの直列の場合、相互インダクタンスをMとしてL1+L2+2Mで求められますが、ここでは特に相互インダクタンスに関する言及がないので、M=0として構いません。すると、合成インダクタンスは3Lということになります。
以上より、直列接続回路の共振周波数を求めると、
ω=1/√(3L・C/2)=1/√(3LC/2)
となることが求まります。したがって、答えは(5)です。
「電験3種過去問解説 平成26年理論問9」への1件のフィードバック