- 抵抗は、電圧の位相と電流の位相が同じ
- コイルは、電圧に対して電流の位相が90°遅れる
- コンデンサは、電圧に対して電流の位相が90°進む
- コイルのリアクタンスはjωL
- コンデンサのリアクタンスは1/jωC
ということが分かっていれば即座に求まります。
R>>ωLということは、コイルのリアクタンスに対して抵抗の値がかなり大きいことを意味し、抵抗に流れる電流分はベクトル上で無視できることを意味します。また、ωL=2/ωCということは、コイルのリアクタンスがコンデンサのリアクタンスの2倍であることを意味します。以上より、この回路で最も大きな電流が流れるのがコンデンサ、そしてその半分の電流がコイルに流れ、これらを合成するとコンデンサの進み電流が優勢になることが分かります。したがって、ベクトル図は電流が90°進んだウとなり、時間軸のグラフではカとなります。答えは(5)です。
「電験3種過去問解説 平成25年理論問9」への1件のフィードバック