【解答】(5)(4)
(a)
10MV・A基準の百分率抵抗降下・リアクタンス降下を300kV・A基準に変換すると、
- 20×300÷10000=0.6[%]
- 40×300÷10000=1.2[%]
ですから、変圧器の百分率抵抗降下・リアクタンス降下と加算すると、合計2.6%・5.2%となることが分かります。
次に、三相210V側で300kV・Aの線電流を求めると、三相電力は√3VIであることから、
- I=300000÷(√3×210)≒825[A]
となります。ここで百分率抵抗降下とリアクタンス降下の合計は、
- √(2.62+5.22)≒5.8[%]
ですから、基準容量時の線電流を百分率インピーダンス降下で割ると
- 825÷0.058≒14200[A]
が求まり、答えは(5)となります。
(b)
変圧器二次側に三相短絡電流14.2kAが流れた場合、一次側に流れる電流は、
- 14200×(210/6600)≒452[A]
です。変流器の変流比75:5=15:1ですから、OCRの入力電流は、
- 452÷15≒30[A]
と求まります。