平成29年度電験3種問題解説・電力問2

【解答】(5)

キャビテーションは、流水管内部の流速不均衡などのために管内の一部で圧力が低下し、水の飽和水蒸気圧以下になるとその部分で水が沸騰し気泡を生じる現象です。この気泡は圧力の高い部分で押し潰され、その際に発生する衝撃波で各部が機械的ダメージを受ける可能性があります。

キャビテーションの発生を防ぐためには、管内流速が速くなり過ぎないようにすることが求められますから、吸い込み圧力を作り出す吸出管の高さは高くなり過ぎないようにする必要があります。

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