電験3種理論平成28年度過去問からです。問15のB問題の解説で
- 電源から見ると3分の8rの抵抗が接続されてるとありますがどういう流れで3分の2rから3分の8rになったのか?
- rと2rの電流比は2対1というのはrに2、2rに1ということか?
- 8r分の3V×3分の1の3分の1はどこからでてきたのか?
以上の3点の回答お願いします!
①
×部分で切り離した回路を考えると、
a端子ーr-(rと2rの並列抵抗)ーr-c端子
になります。rと2rの並列抵抗は2r/3ですから、a端子とc端子の間で考えると、これにrが2個直列に追加されたものになるので、2r/3+6r/3=8r/3です。
②
その通りです。rと2rを並列にした場合、流れる電流は抵抗の逆比で2:1になります。(オームの法則で証明できます。I=V/Rなので、Vが一定のときIはRに反比例するため)
③
これは②と同じことですが、rと2rの並列抵抗に流れる電流を求めると、2:1になります。すなわち、この並列抵抗全体に流れる電流を1とすれば、rに流れる電流は2/3、2rに流れる電流は1/3になります。
端子aから回路を通って端子cに抜ける電流のうち、図中Iは「rと2rの並列抵抗のうち、2r側に流れる電流」ですから、上述のように1/3が出てきます。