電験3種の電力のH28年度の過去問からで、A問題の問一のDVD解説で発電に使用した水量は、60×60×60×8=とありますが、この式はどっから来るのでしょうか?
問題文を見ますと、
- 「発電使用水量60㎥/s」
- 「発電運転時間=8h」
とあります。つまり、1秒間に60㎥の水量を8時間流して運転しているわけですから、
60㎥×60秒×60分×8時間で、発電に使用した総水量を求めています。
電力の前段階の理論の科目で、エネルギの定義の所で
エネルギ1J=1Wの電力×1秒間
という話をしておりますし、MKS単位系で時間は基本的に秒単位を使うのが正式ですから、秒単位に直しているという事を考えていただければ60×60を掛けていることが推測できるかと思います。
あと、過去問の解説がはしょりすぎてて分かりにくいです。お金払ってるので、その分返していただけますか?
電験3種の試験範囲は幅広いですから、例えば極論すれば足し算や掛け算のレベルから解説してしまうと、時間がいくらあっても足りないことになってしまいますし、大多数の方がそれを望んでいるとも思えません。資格のヒエラルキとしては、電験1種ー電験2種ー電験3種ー第1種電気工事士ー第2種電気工事士という順序ですので、第1種電気工事士ないし第2種電気工事士程度のレベルを想定して内容を考えております。
また、過去問の解説は、一通り講座の内容を理解したうえで実戦的な問題に取り組んだという事を想定しております。なので、一問一問について初歩から解説することはしておりません。むろん、それで分からない部分につきましては質問を投げて頂くことにより回答するというフォロー体制を取っております。
無論、決して安くはないお金を払っていただいておりますから、相応のフォローはしているつもりです。しかし、どんなモノを作ったとしても、百人が百人、万人が万人満足するものを作ることもまたできないのが人間の世の中というものです。御不満という事でしたら返品して頂いて構いませんので、何卒よろしくお願い申し上げます。