電験3種理論P94について。固定コイルが電流計で、可動コイルが電圧計の理由はなにでしょうか。
これは電流力計形計器の件だと思いますが、これは固定コイルと可動コイルの間で生じる力を利用して電力を求める仕組みとなっています。
このとき、電流コイルは大電流が流れるので太い巻線で少ない巻き数、電圧コイルは小電流なので細い巻線で比較的多い巻き数で巻きます。
電流コイルを可動にしてしまうと、可動部分を接続する点に大電流が流れてしまい、接触抵抗による発熱が増え具合が悪くなります。
一方、電圧コイルに流れる電流は小さいため、可動部分を作ってもそこに掛かる電流的ストレスは小さくて済みます。
直流電動機のブラシのように、可動部分に大電流を流すというのは大変な仕事ということです。