【質問】解法の違いについて
下記のように、①と②でそれぞれ説明されています。一見異なった解法のようですが、これは
①は、電圧降下の値を求めて解法する
電圧降下の式V=√3I(COSΘ+SINΘ)を使用
②は、電圧変動率を求めて解法する
電圧変動率の式ε=PCOSΘ+qSINΘを使用
ということで、解法の違いとの認識でよろしいのでしょうか?
したがって、どちらで解いてもOKでしょうか?
①電力テキスト17の解法***********************
例題にて、上記問題が取り上げられています。この時の解法は、以下の通り。
・線路のインピーダンス
0.45×2+j0.25×2=0.9+0.5Ω
・降下電圧
√3I(0.9×0.85+0.5×√1-0.85²)・・①
・P=√3VICOSΘ より
I=(P/6.6)×(1/0.85)×(1/√3)・・②
6.6K×0.05=330
よって①に②を代入して
√3×(P/6.6)×(1/0.85)×(1/√3)×
(0.9×0.85+j0.5×√1-0.85²)≦330
>以上より、P=1800KW
②電力の過去問、H26、問7での解法*************
・電圧変動率
ε=PCOSΘ+qSINΘ
=(0.9×0.85+0.5×√1-0.85²)=1.03
(P/0.85)/6600=6600×0.05
よって、P=1800KW
御指摘の件ですが、おっしゃる通り、解法の違いであってどちらでも大丈夫です。
理論の問題で、キルヒホッフ・重ね合わせ・テブナンのように複数の解答方法があるのと同じで、複数の解き方がある問題の一例です。
もちろん、複数の解き方いずれも使えるようになっておくことは、より深く理解していることになりますから、どちらも使えるようにして頂ければ幸いです。