SAT電験3種講座 機械 質問回答(電験3種 平成25年 機械 問3 過去問解説 三相誘導電動機の性質)

機械 H25問3
三相誘導電動機の回転磁界
(4)(5)の違いがよくわかりません。
(4)については、NS隣り合う磁極の角度なので
360/磁極と理解しています。

(例)
2極なら、360/2で、NとSの角度は180°
4極なら、360/4で、NとSの角度は90°

そうすると(5)について、同じようなことを言ってそうですが、
電気角が360°で(4)と異なります。
(4)と何が違うのでしょうか?

まず(4)ですが、おっしゃる通り、NS隣り合う磁極の角度ですから、360/磁極です。棒磁石が1本ある場合、N-S間の角度は180°、棒磁石を2本クロスした場合、隣の極との間は90°…のイメージ通りです。これは、複数極を持つ電磁石の、物理的な極間の角度を思い浮かべて頂ければ結構です。

(5)については、「1周期の間に、回転磁界は電気角で」360°回転するとなっている点がポイントです。1周期360°の間に棒磁石がぐるっと回転するイメージを持っていただければと思います。電磁石に交流を流した場合、磁界0→N-S→0→S-N→0と発生する磁界は、交流のsin波形どおり1周期で360°回ります。

以上のようなイメージで考えて頂ければ宜しいかと思います。

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