電験3種過去問解説 平成25年理論問8

回路の右側の20Ω-10Ω-20Ω-10Ω・50Ωの部分には電流が流れず、これを切り離せることに気付くかどうかです。

理論的に言えば、これはキルヒホッフの法則です。すなわち、閉回路をぐるっと一周したときの電圧と電流は辻褄が合うというものです。ここで左上の20Ωの左側端子から、その下の50Ω、真ん中下の10Ωに至る線から右側のループには、電源が1つもありません。したがって、この部分には電流が流れないわけです。

これに気付くと、回路は5Vの電池のプラスー5Ωー(10Ωと40Ωの並列)-5Vの電池のマイナスに至る部分だけを考えればいいので、10Ωと40Ωの並列は8Ωですから、5V÷13Ωで約0.4Aが答えとなります。

「電験3種過去問解説 平成25年理論問8」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です