平成29年度電験3種問題解説・理論問13

【解答】(3)

バイポーラトランジスタは、B~E間に流した電流の数十~数百倍の電流がC~Eに流れる素子です。この出力電流の変化を電圧変化に変換するため、負荷抵抗RLを挿入します。

動作点のVCEが4.5Vということから、図2よりコレクタ電流ICが約1.5mA、ベース電流IBが約6μAと求まります。なお、IC=0のときのVCEが9Vということから、電源電圧は9Vであることが読み取れます。

トランジスタのB~E間電圧は無視できるという条件から、RBは両端に電源電圧9Vが掛かったとき6μA流れれば良いこととなり、

  • 9÷(6×10-6)=1500000=1.5×106=1.5MΩ

と求まります。

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