SAT電験3種講座 理論 質問回答(電験3種 平成28年 理論 問5 重ね合わせの原理を適用した回路)

H28理論過去問の問5についてですが、重ね合わせの原理を用いた回答をお教え下さい。よろしくお願い致します。

重ね合わせの原理は、「回路中の複数の電源について、1つを残して他の電圧源は短絡、電流源は解放して各部の電圧・電流を求め、それを電源の個数分だけ繰り返して重ね合わせる」という理論です。

従って、9Vの電池のうち3個を短絡して1個を残した回路が重ね合わせの原理を使った回路になります。

この回路は、9Vの電池から見ると、0.1Ωと、その次に(3個の0.1Ωと0.5Ω、合計4個の抵抗の並列)が入った回路になります。回路全体の抵抗値は0.13125Ωで9Vの電池から流れる電流は68.6Aとなりますから、0.5Ωに流れる電流は4.3Aとなり、電池が4個あるのでこれを4回重ね合わせて0.5Ωに流れる電流を求めると17.1Aです。これより電力を求めると、確かに147Wとなり、正解と一致します。

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